6月稽古終了

今回は初の参加者と二人稽古を致しました!

うわー二人!しかも私が教える!うわー!

という訳で初めて演劇の初心者である(本気でそう思ってる)自分が人様にレクチャーする日が来るとは!

いや、そもそも始動遅すぎるねん( ̄▽ ̄;)

などと一人ツッコミはさておき。

 

まずは軽くラジオ体操とストレッチから。さっくりと流します。

その後、発声練習の前に腹式呼吸のおさらい。

仰向けに寝て、丁寧に呼吸を繰り返し、感覚が掴めたところで立って呼吸に声を乗せて発声しました。

あえいうえおあお…のアイのうたを一語ずつスタッカートで発声します。

次は、あめんぼのテキストは用意してなかったのでそれを飛ばし、外郎売をゆっくりと丁寧に発声しました。今回は参加者さんに体験してもらうため、発声も自分が初めて行った時を思い出して進めました。

久しぶりに稽古をされるという経験のある方でしたので、飲み込みも早く、滑舌も私より良いので発声に割く時間を少し短縮しました。人にものを教える作業は、自身の現在地点や理解度もろもろがさらけ出される場だというのを、改めて実感しました。

休憩を挟み、予め用意した2人用フリー脚本のコメディ版テキストをお渡しして、5分程読み込んでもらいました。発話を滑らかに行うための目通しです。

その脚本をメインに数回読み合わせ。

役を交代して先ずは1度ずつ通します。

その後、どちらがやりやすかったか確認して、ツッコミ役を参加者さんが、ボケを私が担当して読みます。

そこで一旦終了して、脚本の面白さを観客に伝えるための解釈を一緒に検討しました。主に繰り返しの言葉と、会話の間にある「間」について考察しました。

それらを踏まえて声だけ録音し、それを聴いて修正箇所と相槌の違いを再確認後、読み合わせします。

ここでちょっと味変を。

もうひとつ用意した戯曲を抜粋したテキストを使い、今度は交代で読んでみました。

それから、私が書いた脚本をセリフとト書に分け、セリフ部分を読んでもらいます。本来は自分の脚本を使う予定ではなかったのですが、そちらも短編なので使用しました。

更に自作の1本目に書いた少し長めのものを黙読してもらい、感想を聞かせてもらいました。こちらも予定外ではありましたが、読んでもらっている間に、私はフリー脚本の再考察を行い、伝えられる事をまとめます。

最後にそのフリー脚本の要点をお伝えし、動画に撮って読み合わせしました。一日の限られた時間で完成するものではないのですが、観客が聴いているという事を想像した上で読み合わせを行い、その日の稽古は終わりました。

コメディの難しさは分かっていたものの、私自身がまだまだ勉強が必要で、人にレクチャーできるレベルではない事から、敢えてこの台本を選んで良かったのかもと思いました。

参加者さんに演劇体験をしてもらうことは少しはできたと思います。

次回の稽古も参加希望されたので、私のスケジュール調整と予約が取れ次第、ご連絡をするとお伝えして稽古場を後にしました。

次回は自作の脚本を書いて稽古に使うつもりです。そしてこの日にしなかった基礎稽古も盛り込んで、もっと過去に自分が教わってきたことをブラッシュアップして、参加者さんにシェア出来たらと思います。

久しぶりに演劇に関わって楽しかったとの感想を頂きました。こちらこそ、色々と勉強をさせてもらう機会だったので、反省点も多々ありながらも楽しく過ごさせてもらいました。

撮った動画は記録用なので公開しませんが、自分の荷物を撮った写真を載せます。

来月はもっと充実した時間になるよう精進します!

カルラ